首の痛みは体の構造からくる

首の骨(頸椎)は重さが約6~8kgある頭を支えています。そのため、普段から大きな負担を抱えていますが、加齢による首の筋肉の衰え、また、運動不足などで首をあまり動かさない生活だと、首の筋を痛めてしまったり、凝りから筋肉疲労を起こしたりします。


首の痛みの多くはこうした原因からくる症状がほとんどです。こういった痛みには生活習慣の見直しや、首を鍛えることで緩和されます。しかし、加齢のために頸椎がすり減ったり、クッションの役割をしている椎間板の変形が起きると、その痛みは慢性化していきます。

首は脊髄の重要な神経がある要所

頸椎には神経幹である脊髄が通っており、その神経は肩や腕にも繋がっています。そのため頸椎がすり減ったりすると、なかなか治らず痛みだけでなくしびれなども引き起こし、歩行障害、さらには排尿障害までも起こしてしまう事があります。こうした症状は長い治療時間がかかり、手術が必要となるケースまであります。初期段階のうちに早めの対処が必要です。

首の痛みの予防

正しい姿勢を心がける

首の痛み

首の痛みが悪化する原因の1つに、悪い姿勢を長時間続けてしまうことがあります。

パソコンを使ったデスクワークの人の多くが背中を丸めて悪い姿勢で作業をしています。この姿勢は頸椎に負担をかけてしまい、肩や首の血流を悪くして疲労物質である乳酸を蓄積させてしまう原因になります。そのため、凝り、痛みを引き起こすのです。

首の痛みの予防としては、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、あごを少し引く姿勢を心がけましょう。また、長時間同じ姿勢を取り続けると首の筋肉や頸椎への負担が大きくなるため、30分に1度は席を立ちましょう。身体を少し動かすだけでも血行は良くなります。

湯船につかる

時間がないからといってシャワーだけで済ますのではなく、身体をしっかり温めましょう。血流が良くなり、慢性的な首の痛みを楽にしてくれます。

蒸しタオルを使って温める

固くなった首や肩に蒸しタオルをあてます。すると、一度筋肉は暑さで緊張状態になります。筋肉は固くなり、血管は収縮して細くなり、一時的に血液の循環は悪くなります。その後、蒸しタオルはすぐに熱が下がっていきます。この急激な温度差が重要で、どんどんタオルが冷めるに従って筋肉は緩んできます。この時に筋肉内にある疲労物質や老廃物が押し流されていきます。

その結果血液の流れを改善して凝りを取り除くことが出来ます。これを何度か繰り返すと効果的です。ただ、冷えたタオルを乗せ続けると、今度は逆効果になってしまうので気を付けましょう

まとめ

このように、日常の少しの工夫で首の痛みは劇的に良くなります

ただ、首の痛みの他にも手足のしびれなどがある場合は別の病気のサインの可能性もあるので、注意が必要です。頸椎症頸椎椎間板ヘルニアなど、悪化しやすく治りにくい病気になっている場合もあります。自己判断をせずに専門医を早めに受診しましょう。