舌にできた口内炎には注意

口内炎とは、口の中やまわりに起こるさまざまな炎症の総称です。口の中は外気中の細菌やウイルス、ほこりなどに対する防御のために粘膜に覆われていますが、粘膜の防御を破って侵入してきた細菌などによって口内炎が起こります。

口内炎が起こる原因は、はっきりとはわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力低下、睡眠不足や栄養不足などが原因だと考えられています。そのほかにも、口の中に傷ができることによって口内炎が発生することも多いと言われています。歯みがきをしているときにブラシを強く当ててしまったり、舌や口の中の粘膜を噛んでしまったことが原因で口内炎が起こることもあります。さらに、口の中の唾液が減少し、乾燥することが原因になることもあります。口の中が乾燥するとカビや細菌が増えてしまい、口内炎の増加や悪化につながります。

口内炎は、口の中のあらゆる場所に出来ますが、舌や舌先、舌の裏にもできます。特に舌は他の場所に出来た口内炎よりも痛みを感じやすいです。舌は食べ物を噛む、飲み込む、言葉を発する、などの様々な場面で使われます。したがって、舌に口内炎ができると、それらの動作をする度に刺激を受けてしまいます。また、舌の側面に口内炎が出来た場合は口内炎が常に歯に常触れる為、常に痛みに襲われます。

口内炎で最もポピュラーなアフタ性口内炎ですが、舌にできるアフタ性口内炎と舌がんの症状は似ているので注意が必要です。舌がんは30年前に比べ罹患者が急激に増えている病気です。

アフタ性口内炎と舌がんの違い

熱を伴う口内炎

アフタ性口内炎はなめらかな円形や楕円形をしています。また、患部の周りが赤くなります。それに対し、舌がんはギザギザした縁が特徴です。また、患部の周囲が硬化します。そして、口内炎よりも痛みが少ないケースが多いです。とはいえ、専門家でない限り判断は非常に難しいです。症状が3週間以上続き、いつもの口内炎と違和感を感じるといった方は、病院へ行くことをおすすめします。口内炎の症状が長引く場合は舌がんだけでなく、他の病気の疑いもあります。

治療法

他の口内炎と同様に、下に出来た口内炎にも口内炎用の軟膏を塗ることが効果的です。しかし、舌に出来た口内炎に軟膏を塗るのはとても剥がれやすく、治りかけに舌を噛んでしまった結果悪化したりと治すことが難しくなります。軟膏を塗る際はできるだけ患部の水分を拭き取ることをおすすめします。また、食事前や日中に塗る軟膏は剥がれやすいので、代わりに夜寝る前などにしっかり薬を塗ることも気をつけましょう。

軟膏だけでなく、ビタミン剤を飲んだりすることも早く治すには効果的です。また、保険は適用されませんが、レーザー治療は治りがとても早く効果的です。

予防法

痛い口内炎は口のあらゆるところにできます

口内炎ができないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。まず原因となる疲れやストレスをなるべくためないように心がけましょう。また、ビタミンB2の不足が口内炎発生の原因となるので、
ことも大切です。また、口の中の常在菌の増殖が口内炎発生につながることもあります。口の中を清潔に保つよう心がけましょう。