肺炎はうつるの?

医師肺炎は感染する危険性のある病気

肺炎には様々な種類があり、感染しやすい肺炎とうつりにくい肺炎がある。各タイプを見ていきましょう。

一般的な肺炎はうつりにくい

主に風邪をこじらせてしまった場合におこる肺炎、誤嚥性肺炎があります。いずれも免疫力の低下した高齢者に多い肺炎。

うつる危険性は低いが、安心せず、免疫力を下げないよう普段の生活に気をつけましょう。

かぜをこじらせてしまった場合、普段は体外へ排出されるような細菌やウイルスが抵抗力の低下により気管に残り、そのウイルスや細菌が肺に到達することにより発症。

一方、誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液、胃液などが気管に入ってしまうことが原因で発症。食べ物や唾液に含まれている細菌が気管を通じ肺に侵入してしまい、肺炎へ発展。

 ただ高齢者は注意する必要

特に高齢者に多く、繰り返すと菌に耐性ができるので薬が効きづらくなるという特徴がある。


うつる危険の高い肺炎

インフルエンザ肺炎やマイコプラズマ肺炎、SARSや肺炎球菌には注意

インフルエンザ肺炎(インフルエンザウイルスが原因による肺炎)。高齢者に多く、予防の為に手洗いやうがいを徹底するようにしましょう。室内を加湿することも効果がある。

子供に発症しやすいマイコプラズマ肺炎の感染力は強い

マイコプラズマは、3歳から14歳の未成年に発症しやすいと言われています。しかし、乳幼児や成人にも感染するリスクは大いに有ります。潜伏期間は2週間から3週間と言われています。なので、気付かないうちに感染し、被害を広めてしまう場合があります。1人が感染した際、家族全員が発症する場合もあります。喉の痛みや鼻水鼻詰まり、高熱、呼吸困難などの症状があります。

SARSも肺炎の一種

SARSとは新型肺炎と呼ばれ、2003年にアジアから世界中で大流行しました。日本での感染者はいないですが、非常に感染しやすいウイルスによる肺炎です。

潜伏期間は2日から10日ほど。

しかし、マイコプラズマと違い潜伏期間の患者さんから感染したという例はありません。症状は高熱(38度以上)呼吸困難や咳、だるさや筋肉痛、頭痛などがあり、初期症状はインフルエンザに似ていると言われています。持病を持っている場合、死亡率が高いですが子供が感染した場合は症状が軽い場合も多いです。また、子供の発症頻度は低いです。

免疫の弱っている場合感染しやすい肺炎球菌

肺炎球菌は、人間ののどや鼻に元々生息している常在菌です。しかし、抵抗力が落ちている場合、肺炎を引き起こします。肺炎の他にも、中耳炎や髄膜炎、敗血症や気管支炎などを引き起こします。

抵抗力が高くない乳幼児と高齢者が発症しやすく、糖尿病や腎不全、肝機能障害や呼吸器疾患など持病を持った方も発症しやすいです。肺炎球菌はワクチンで予防することが推奨されています。また、インフルエンザにが原因で抵抗力が低下し、肺炎球菌に感染する場合があるので、インフルエンザのワクチンも摂取することが勧められています。