肥満度を測るなら、BMIを計算してみよう!
自分が太っているか、痩せているのか調べたいのなら、BMIの値を計算してみましょう。
計算は、とても簡単で難しい計算式は一切必要ありません!
「体重(kg)÷身長(m)×身長(m)」でBMIの数値を出すことができます。ここでポイントは、身長はcmで計算するのではなく、mで計算するということです。
170cm、65kgの場合、BMIの値はどれくらい?
例として、170cm、65kgの人のBMIの値を計算してみましょう。
身長が170cmの人なら、mに直すと1.70となります。
それで体重が65kgなら、
65÷1.70×1.70=22
上記のような数字が導き出されるはずです。
一般的に身長が170センチで65キロあると、ちょっと太っている印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、BMIの値では18.5から25までは平均値という判断が下されるので、特別太っているというわけではありませんね。むしろ平均的な数字といえるでしょう。
しかし、この値はアメリカ諸国では25までは平均値としているところが多いのですが、日本肥満学会の算定によれば22までがBMIの平均的数字として計算しているようです。
ちなみに上記の例で挙げた170センチ、65キロというのは日本人の20代の男性平均の体格です。その値が22ということになりますから、これを基準として考えておくのも良いかもしれませんね。
女性はもっと低い方が良い?
この算定方法によるBMIの22という平均値でも、女性側から考えると、高いと考えている方がとても多いといわれています。
実際に厚生労働省がかつて、「日本人の思う理想的なBMI」というアンケートを行ったところ、BMIの値が日本肥満学会の発表しているものよりも、低いものを望んでいることが明らかになっています。
その結果では、20代の女性が19、30代の女性が19.6、40代の女性が20.1、50代の女性が20.9が理想と考えているという結果が出ています。
このことからも周りからの見た目や印象ということを考えると、日本肥満学会が発表している数値よりもさらに低い、20前後が理想的なBMIの数値と考えている方が多いのが現状です。
ただし見た目を気にしすぎてBMIの落とすことばかりに気を使っていると、健康面を害してしまう可能性がありますので、注意しましょう。
平均値と言われる18.5以下にはならないように体調管理に気を使っていれば十分でしょう。一般的に正しい食生活と適当な運動を心がけていれば、BMIの数値も平均値になるケースがほとんどです。