股関節の痛み普段は何も意識せずに使っている股関節。名前は聞いたことがあるけれど、実際どこにあってどんな役割をしているのかわからない人も多いのではないでしょうか。脚の付け根部分に位置する股関節は、実は体重を支えて歩行を行う上でとても大切な役割をしています。日常生活を問題なく過ごすために必要不可欠な股関節の働きについて知って、痛みを感じた場合の緩和方法や病気の予防を学びましょう!

1. 股関節って何?

股関節は身体の中で最も大きな関節です。体重を支えて立ち、脚を動かす動作に必要不可欠な関節と言えるでしょう。股関節は周囲の筋肉によって左右前後、自由自在に動かすことが出来る仕組みになっており、これによって歩いたり走ったり蹴飛ばしたりまたいだり、様々な動きができるのです。ですから、股関節に支障が生じたり股関節まわりの筋肉が衰えたりすると、痛みが生じたり正常に立つことが難しくなったり日常生活に様々な障害が生じるようになるのです。

2. どんな病気があるの?

次に、代表的な股関節に関する病気を紹介しましょう。

① 変形性股関節症
成人の股関節疾患の中で最も多い病気で、後天的に関節の軟骨部分がすり減り障害が生じるものと、先天的に股関節の発育が悪いことが原因で発症するものの2種類があります。どちらも関節の軟骨が傷つき、すり減り、痛みを生じます。

② 突発性大腿骨骨頭壊死症
国の特定疾患に指定されている病気で、骨へ栄養を送る血管が障害を起こすことで骨頭と呼ばれる場所が壊死してしまう病気です。原因は不明とされており、ステロイド剤の多量投与やアルコール摂取量が多い人に多く発症する傾向にあります。

③ 関節リウマチ
女性に多く発症する原因不明の病気で、関節が腫れて痛みを生じます。全身の様々な関節に症状を発しますが、股関節に生じる場合は股関節を伸ばすことができなくなったり、立ったり座ったりすることが難しくなります。

④ 股関節炎
股関節内に細菌が侵入することにより炎症を生じる病気です。股関節に激痛を伴い、膿が貯まって腫れを生じます。

3. 股関節の病気はどうやって治療するの?

上記のとおり、股関節の病気には様々な種類があり、原因もそれぞれです。病気の種類や症状の進行に合わせて複数の治療方法がありますが、日常生活では股関節付近の筋力を鍛え、筋肉の柔軟を行うことで股関節にかかる負担を軽減することができます。

4. 股関節にしこりを見つけたら…。股関節は脱臼するの?

股関節付近にはリンパが存在するため、リンパの腫れが原因で股関節付近にしこりが生じる場合があります。また脱腸と呼ばれる鼠径ヘルニアを発症した場合も股関節付近にしこりを生じます。自己判断せず、専門家の診察を受けるようにしましょう。また、股関節は転倒や転落、交通事故などで後天的に脱臼する他、先天性股関節脱臼と呼ばれる、生まれながらに股関節の発育が悪い症状があります。それぞれに対処法が異なりますので、股関節に異常を感じる場合は早めの診察を心がけましょう。

いかがでしたか?上記を参考に、股関節の痛みの緩和や病気の予防を行ってみてくださいね。