リウマチと痛風は症状が似ている

リウマチと痛風の症状はとても良く似ています。したがって、症状だけでは正しい病気を判断することが困難な場合があります。また、どちらの病気も自身が発症したときに、必ずしも一般的な症状と一致するとは限らないこともあります。ですので、正確な判断ができるよになるために、事前にリウマチと痛風の両方の細かい知識を勉強しておく必要があります。

リウマチとは?

まず、リウマチについて簡単に説明します。リウマチには関節性リウマチ回帰性リウマチの二種類があります。どちらのリウマチも病気の原因は明らかにされていません。そして、どちらの
リウマチも痛風の症状ととても良く似ているので、痛風と間違えられやすい病気です。

関節性リウマチとは

関節の痛みが強いリウマチと痛風

関節性リウマチは自己免疫疾患の一つです。自己免疫疾患とは、人間の身体を守る働きをしてくれる免疫に異常が起こってしまう疾患です。例えば、外部からの異物に対して過剰に反応したり、自分の身体の成分や組織を攻撃してしまいます。わかりやすく言うと、味方だった機能がいきなり敵として振る舞ってくることを自己免疫疾患といいます。関節性リウマチは、関節の内部で起こった反応が関節を腫れさせたり、痛みを引き起こしたりします。症状が進むと関節を変形させたりもします。さらに進むと、全身の臓器の様々な障害を引き起こします。

関節性リウマチと痛風の違いを明らかにするときに最も有効なのが、症状の出る場所を正しく認識しているかどうかになります。関節性リウマチは、痛みが続いたり、複数の関節に同時に痛みや腫れといった症状が出る、左右対称に関節が腫れたり傷んだりする、といったものです。それに対して痛風の症状は、殆どの場合が左右どちらか一箇所だけに症状が現れます。そして、痛みの発作は数日で収まります。

回帰性リウマチとは

もう一つのリウマチ、回帰性リウマチについて説明します。回帰性リウマチとは、発作的に何度も関節炎が繰り返される病気のことです。関節性リウマチよりもさらに痛風と似ているので注意が必要です。回帰性リウマチの主な症状は、関節に痛みや腫れの症状が出る、同時に複数箇所に痛みや腫れの症状が出る、数日で痛みの発作は消えるが一定期間内に痛みの発作を繰り返します。また、痛風レベルにまで痛くなることはありません

回帰性リウマチと痛風の大きな違いは、回帰性リウマチは痛風のように関節が変形することが無いところです。また、回帰性リウマチになった場合は尿酸値は正常のままです。そして痛風と回帰性リウマチの最大の違いは、関節が赤く腫れるかどうかです。痛風は関節が赤く腫れるのに対し、リウマチは関節が赤く腫れることはありません

痛風とは?

リウマチと痛風の違いを知ろう

リウマチと打って変わって、痛風は栄養過多などが原因で起こります。血液中の尿酸が増えすぎ、尿酸値が上昇すると高尿酸血症になります。その結果、尿酸ナトリウムが関節に結晶を作ります。そこに、関節炎などの発作である痛風が起こるのです。漢字の通り痛みはとても酷く、「風が吹いても痛い」と感じるほどの痛みです。また、尿酸血症が溜まると患者さんは断続的な激しい痛み、関節の炎症に襲われます。治療法は尿酸値を下げるための薬の投与になります。