帯状疱疹の治療は抗ウィルス薬が基本

抗ウィルス薬はウィルスを殺すのではなく、増えるのを防ぐものなので早めに飲み始め、症状が収まっても医師が処方した分は飲み切ることが大切です。
帯状疱疹は潜伏していた水疱瘡のウィルスが、加齢やストレス、過労などで活発化して発症します。皮膚に水疱ができ始めてから3日後(72時間後)にウィルスは増殖のピークを迎えます。そのため、ウィルスが少ない段階で飲み始めるのが効果的に症状をおさえることになるのです。

病気を治す薬ではないため、安静にして体力の回復をはかることも大切になってきます。

症状と薬の種類

抗ウィルス薬はファムシクロビル(ファムビル)バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)などで、重くなった場合は入院して点滴などの治療が行われます。また、痛みを抑える場合は鎮痛薬も併用されます。痛みが慢性化してしまった場合、抗うつ剤の使用も行われます。

抗ウィルス薬

帯状疱疹を抗ウイルス薬で治療

現在では特効薬としてバルトレックスなどの抗ウィルス薬の登場により、ウィルスの攻撃を弱め、痛みや疱疹を押さえ込むことができるようになりました。
効果として、後遺症である「帯状疱疹後神経痛」が残りにくくなります。この薬は、原因である水疱瘡ウィルスを死滅させるのではなくあくまでも増殖を抑える薬です。このため、抵抗力や体力の回復に努めなければ何度でも再発することになります。

皮膚症状の緩和には、抗ウィルス薬の軟膏塗布(アシクロビル軟膏など)が効果的とされています。目立つところ(顔や手)にプツプツが出ると軟膏を重要視してしまい、過剰に使ってしまう傾向がありますが、この湿疹は内部のウィルスの増殖が原因で起こるのですから、内服薬でウィルスを抑えつつ、塗り薬を併用することが治療を早めると考えてください。

消炎鎮痛剤

発症中の痛みはロキソニン錠カロナールなどの消炎鎮痛剤で緩和することができます。市販の薬にも同様のものはありますが、痛みを抑えるだけでは治療にならないので病院で処方してもらうことが肝心です。頭痛や歯痛などと違い鎮痛だけが目的でない処方がされるので、痛みがなくなったあとも、服用を続けることが大切です。

抗うつ剤

この病気の厄介なところは痛みが慢性化することです。神経がウィルスの攻撃で損傷して痛みを感じ続けることによって、脳に痛みの記憶が刻まれてしまい、実際には炎症などの症状が収まっているにもかかわらず、痛みが記憶として残ってしまうことです。長期の治療には抗うつ剤を使うことによって痛みが和らぐ場合があります。


早期の治療
を心がけ、無理をしてでも休養をとることが慢性化させない最善の方法です。