溶連菌感染症とは

溶連菌の合併症溶連菌は5~15歳位の子供に多い病気ですが、大人が掛かることもあります。幼稚園や学校では出席停止の疾病に当たるので、病院へ行った人翌日は登園、登校できません。溶連菌感染症の症状は、38度から39度の高熱と喉の痛みと嘔吐から始まります。風邪と症状がとても似ているので、判断が困難です。そのため、溶連菌の検査をします。また、アトピー性皮膚炎のお子さんはアトピーの部分に溶連菌が入り込むと重症化することがあるので注意が必要です。

溶連菌感染症の治療法

治療法ですが、溶連菌は合併症を起こしやすいので、完全に退治するまで10日~2週間ほど抗生物質を飲み続けることが必要です。抗生物質を数日飲むと、すぐに症状が良くなり、熱やのどの痛みも無くなります。しかし、ここで油断して抗生物質を飲むのを中断してはいけません。なにより溶連菌は、完治させないと思わぬ合併症を引き起こすので、抗生物質は医師の指示がある間はきちんと飲みましょう。また、熱が高いので水分の補給を充分にすること、喉の痛みが辛いので消化の良い、喉ごしのよい食べ物をたべさせてあげるようにして下さい。溶連菌が完治したかどうかの判断は2~3週間後に行います。

それまでは、心臓弁膜に障害を起こすリウマチ熱や血尿、むくみを伴う急性糸球体腎炎、しょう紅熱等の合併症にかかる可能性がありますから、とに角抗生物質は処方された分をきちんと飲むようにして下さい。

怖い合併症

溶連菌感染症はかかってしまったらしっかり治さないと、後々大変な合併症や再発を繰り返します。また、周りの人たちにも感染し、どんどん広げがっていきます。溶連菌は2日から5日の潜伏期間があり発症しますが、実際には1週間から4週間、喉に菌が住み着きます。では、一体溶連菌が引き起こす合併症はどのような病気があるのか見ていきましょう。

腎炎

合併症の中で一番有名なのが腎炎です。溶連菌が原因による腎炎は、急性糸球体腎炎と言います。急性糸球体腎炎の主な症状は、むくみ、高血圧、血尿などで、特に上まぶたが腫れるなどの特殊な症状が見られます。その他には蛋白尿や急性腎不全に似たような症状も出ます。

扁桃炎

溶連菌による合併症の扁桃炎は、喉が痛くなり、発熱などが主な症状になります。特に喉の痛みは症状として強く現れ、イチゴ舌と呼ばれる舌にいちごのようなぷつぷつとしたできものができる場合があります。

リウマチ熱

リウマチ熱は、他関節炎や発熱、皮下結節や心炎などの炎症が主な症状です。発熱では40度にもなるような高熱になったり、関節が大きく腫れる、心臓が痛くなる心臓弁膜症なども引き起こす可能性があります。
近年の日本ではあまり多くは見られませんが、注意が必要です。

喉頭炎

喉頭炎は、喉の粘膜が炎症しリンパ節が腫れます。突然37度から38度の高熱に襲われ、喉の痛みを感じるケースが多いです。初期の細菌戦感染症、急性伝染病の症状として生じます。

血管性紫斑病

溶連菌感染症から生じる合併症の血管性紫斑病は、出血斑と呼ばれる発疹やひどい腹痛などが主な症状です。むくみや関節が痛くなることもあります。また、斑病性腎炎も併発する可能性があります。