座骨神経痛になる人は主に20代や30代、高齢者の方が腰椎椎間板ヘルニアなどを発症したことが原因によって起こります。しかし、妊娠中の方でも座骨神経痛になる可能性があります。

お腹の重量が増すことにより、背骨の負担が増す

女性妊娠によってお腹が大きくなると、普段より腰の背骨の曲がり方が大きくなります。また、背骨自体も前方に大きく曲がります。その結果、腰に大きな負担がかかり神経が圧迫されることにより腰痛や座骨神経痛などの症状が現れます。

妊娠中に座骨神経痛が出やすい方の特徴は、妊娠前から腰痛になりやすい、腰痛を抱えていた、座骨神経痛になったことがある、骨盤内に腫瘍がある、ぎっくり腰が慢性化している、などといったもので、元から腰に何らかの症状が今まであった場合の方が多いです。また、元から筋肉が不足している方も座骨神経痛になりやすいです。

激しい痛みを伴う症状

妊婦が座骨神経痛になると何もしていない通常の状態でも激しい痛みに襲われます。また、歩くたびに下半身に激痛を伴う、体を動かすと下半身が痛い、しびれが出る、などといった症状があります。

薬の服用は絶対に避ける

通常の座骨神経痛は薬物療法やブロック注射などの治療でステロイド剤(副腎皮質ホルモン)が使われます。しかし、妊婦さんの場合は赤ちゃんの健康のことも考えなくてはいけません。妊婦さんの座骨神経痛の場合はこのような強い薬を使うことはできるだけ避けた方が無難です。

医師と相談しながら緩和方法を探る

自己判断で薬を飲むことは絶対に避け、主治医と相談して治療を進めてください。また、整体などもうつ伏せになる必要があり、妊娠中は難しい姿勢です。このように、妊娠さんの座骨神経痛の治療は難しいため、湿布のみで我慢するという患者さんもいます。しかし、自分でできる症状の緩和方法もあります。

自分でできる妊娠中の座骨神経痛の緩和方法

腰を温める(単純だが効果あり)

座骨神経痛は温めることで痛みが緩和されます。カイロを使ったり、お風呂にゆっくりつかる、体を冷やさないような格好を心がけましょう。

できるだけ安静にし、楽な姿勢を保つ

座骨神経痛は安静にすることにより痛みが和らぎます。妊娠中は様々なストレスを抱えがちです。精神的にも身体的にも普段の生活異常に負担がかかります。そして、そのストレスは体の血行不良を招きます。その結果、座骨神経痛の原因になってしまいます。

できるだけ家族に助けてもらい、負担のかからない姿勢を保つように心がけましょう。しかし、寝ていても症状がよくならない場合、すぐに主治医に相談をしましょう。

コルセット、テーピング、ストレッチなども試してみる

妊娠中に骨盤周辺の筋肉が硬直してしまった場合、神経を圧迫する可能性があります。神経を圧迫されると痛みが出ます。そして、その神経の痛みによって筋肉が固くなり凝ってしまいます。

また、どんどん大きくなる赤ちゃんを支えるためにも、筋肉が固くなりがちです。なので、ストレッチを取り入れて固くなった筋肉をほぐすことにより、座骨神経痛の症状を緩和することができます。