オリンピック病と言われるマイコプラズマ肺炎症

病院4年周期で流行するためオリンピック病と言われていました。しかし、近年この4年周期が崩れてきています。細菌では散発的に流行しているのが特量です。

全国的に流行はしませんが、発生数は増加しています。

マイコプラズマという微生物が原因

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物が原因で発症します。肺炎球菌による肺炎、インフルエンザによる肺炎などは高齢者に多い肺炎ですが、マイコプラズマの場合は学校など未成年の間で流行る傾向があります。

人から人へ感染するタイプの肺炎

感染者から飛沫感染により人から人へと飛沫感染で広がり学校や家族間の閉鎖的な環境で流行するのが特徴です。

感染率が非常に高い(97%)

成人までに97%の確率でマイコプラズマに感染すると言われています。また、子供は何度も感染する可能性があります。マイコプラズマの流行期は12月〜1月ごろの冬場です。しかし、1年を通して発症が報告されているので注意が必要です。

感染力が強く、潜伏期間でも油断できない

潜伏期間は2週間から3週間ほどで、潜伏期間中にも人から人へと感染します。

全身のだるさ、発熱、咳などの初期症状が3日から4日続きます。その後、徐々に咳はひどくなり痰がからむようになります。血痰が出る場合もあります。

たとえ熱が下がった場合でも咳だけが3週間から4週間も続く可能性があります。

その他には吐き気、下痢や嘔吐などの消化器官の症状や中耳炎、筋肉痛、発疹や関節痛、関節炎なども併発する恐れがあります。気管支喘息がもともとある人は喘息発作を引き起こす可能性もあります。

症状が長引く場合も

症状は2日から3日で治る場合もあれば1ヶ月以上も続く場合もあり、人によって様々です。

診断方法

血液検査が確実

マイコプラズマに感染しているかどうかの診断は血液検査になります。

迅速検査キットで30分で判定することが可能ですが、この検査キットを置いていない病院もあります。また、喉の奥の粘膜をこすって成分を検査する方法もあります。また、肺炎かどうかはレントゲンで判断します。

しかしレントゲンだけでは肺炎かどうかはわかってもマイコプラズマに感染しているかどうかまでは判定できないので、しっかり判定するためにはやはり血液検査が必要です。

治療方法

抗生物質での治療が必要

治療には抗生物質を服用する必要があります。テトラサイクリン系抗生物質のミノマイシンや、マクロライド系抗生物質のクラリシッド、ジスロマック、エリスロシンなどが使用されます。

近年マクロライド系抗生物質が効かないマイコプラズマ肺炎が増加していることから、代わりにテトラサイクリン系抗生物質を使用されるケースがあります。

予防方法

免疫が予防の基本

できるだけ人混みを避け、うがい手洗いを徹底しましょう。

免疫力を下げないためにも十分な睡眠と栄養バランスのよい食事をするように気を配ってください。

人から人への感染に注意

家庭内や学校で感染しやすいので、できるだけ換気を忘れないように心がけましょう。特に子供が感染した場合に母親に感染する可能性が高いので、お子さんのいる方は大人だからと安心せずに上記の予防方法を徹底してください。