耳を外から見ると一番奥には鼓膜という薄い膜があります。そのさらに置くにあるのが中耳です。中耳炎とはこの中耳の部分に膿が溜まってしまい、それが原因で炎症を起こしている状態の事です。中耳炎は風邪を引いてしまった時に併発する可能性の高い病気です。

中耳炎の見分け方

風邪を引いた時は身体の中にあるウィルスを体外に排出するために様々な機能が働います。鼻水が出るのもその機能の一つです。そして鼻と耳は内部でつながっているため、ウィルスを絡めて体外に排出するための鼻水が耳のほうに流れてくることがあります。これが中耳を炎症させて中耳炎を引き起こす場合が非常に多いのです。特に小学生以下の子供は風邪を引くと中耳炎を併発しやすいので注意が必要です。子供は本当に中耳炎にかかりやすく、風邪を本格的にひかなくても鼻水が出始めるだけでも中耳炎を引き起こす子供も珍しくありません。これは、鼻と耳を繋ぐ管が子供は大人と比べて太く短いため鼻から入った菌が耳に入りやすい構造になってるためです。子供は本当に中耳炎にかかりやすく、10歳を超えたあたりからようやく耳管が成長してほそくなり、中耳炎になりにくい体質になります。

しかし当然大人になったからといって耳と鼻の管が塞がるわけではありません。中耳炎は大人になっても子供のと同じプロセスで発症する可能性はあります。

中耳炎の症状は急に現れます。

前に晩には何ともなかったのに翌朝に症状が出ていたり、その日の朝には何もなかったのに夕方には発症している場合もあります。それから症状は一週間くらいでピークを迎えます。こじらせてしまい、痛みや発熱を伴うのも症状は出始めてから一週間後くらいの場合が多いです。
それから安静にしていれば2,3日で収まる事がほとんどです。

痛みや熱がひいたあとも中耳に膿がのこっている状態はつづいているため耳が聞こえずらいといった症状がしばらく続く場合があります。その後中耳に溜まった膿も少しづつ抜けていき、完治に向います。溜まった膿は鼻の奥のほうにゆっくり抜けていく感じで体外に排出されます。そのため中耳炎の症状のピークがすぎたらなるべく鼻の通りを良くしておくことが完治の早道になります。

中耳炎はさほど深刻な疾患ではないものの、治りが非常に遅いです。完治までには早くでも一ヶ月はかかるでしょう。2,3ヶ月続くというケースも決して珍しい事ではありません。症状がピークの時は耳の聞こえが悪くなるなどの弊害もあるため、仕事など、実生活に悪影響が出る場合には耳鼻科を受診しましょう。抗生剤の処方のような薬物療法で完治で早める事は可能です。また耳鼻科の診療で鼻から膿を吸い出すという処置もできるので、早急に完治させたいなら耳鼻科を受診する事をおすすめします。