腰痛持ちの方、「腰椎間板ヘルニア」という単語を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?ぎっくり腰が症状の名前に対し、腰椎間板ヘルニアとは病名です。激しい腰痛の痛みとともに四肢のしびれも起こります。同じ腰の痛みでも、腰痛と腰椎間板ヘルニアとでは根本的にメカニズムが違います。ここではヘルニアの症状、治療について、またその予防法を重点においてお話ししていきます。

腰椎間板ヘルニアとは?

椎間板は脊椎を構成している椎体という骨のひとつひとつの間にあり、背骨に加わる衝撃を和らげるクッションの役目をするものです。腰椎間板ヘルニアとは、この椎間板が変性して潰れてしまい、一部分が飛び出してしまい、神経を圧迫する病気です。平均的に20~30代の男性に多い病気と言われていますが、似た症状の疾患や他の病気を併発している場合もありますので、いずれにしても医師の診察が必要となります。

症状

重い物を持ったりした時に激しい痛みが起こるぎっくり腰から発症することもあります。激しい腰痛と、ヘルニアによる下半身のしびれが同時に起こります。発症直後は激しい痛みなので動けませんが、2~3週間もあれば症状が軽くなり、その後慢性化します。また、その逆もあり、鈍い腰痛やしびれ感から始まり、気付いたら慢性化している場合もあります。症状が重くなると、しびれや脱力感、排尿障害、知覚障害なども引き起こすので、自己判断をせず早めの診察が必要です。

治療

腰椎間板ヘルニアは必ずしもすべての人が手術しなければいけないということはないです。まずは湿布、塗り薬、消炎鎮痛剤などの内服薬で対応し、経過をみます。また、神経ブロックといって、激しい痛みを抑えるために局所麻酔、ステロイド薬を注射する場合もあります。痛みが落ち着いた後は筋肉を強化するための体操など、理学療法が行われます。それでも改善せず日常生活に支障を来す場合は手術療法を選択することになります。

予防

まずはなんといっても姿勢を正す事が何よりも大事です。背中を丸めて長時間デスクワークをしたり、腹ばいや寝転がってテレビを見たり本を読んだりしていませんか?日常生活の中で、いかに腰に負担をかけない様にするか、これが最善の予防策となります。もしヘルニアになってしまっても、再発防止になるのは正しい姿勢を取ることです。遅すぎることはありません。ぜひこの機会に正しい姿勢を意識してみましょう。