腰痛と内臓の関係誰もが経験したことがある腰痛。その痛みはぎっくり腰のように突然急激な痛みを伴う症状や、長期にわたって慢性的に起こる症状など様々です。人によって痛みや症状、原因は違って来ますが、ぎっくり腰など筋肉の緊張から来るものは緊張性腰痛とよばれ、長時間同じ姿勢でいたり、日々のストレスが原因としてあげられます。対して慢性型腰痛は腰に常に継続する鈍い痛みが特徴です。

しかしながら、腰痛の原因が内臓の疾患である可能性があることはあまり知られていません。胃の不調、十二指腸潰瘍、また急性すい炎など、腰痛を引き起こす内臓疾患はたくさんあります。では、筋肉から来る腰痛と内臓から来る腰痛を、どのように見分ければ良いのでしょうか?

見分ける方法

内臓の健康を心がけよう

・動作で痛みが変わるか確認する

筋肉が原因の場合、前屈や後屈、腰をひねったりする動作で腰に痛みが出やすくなりますが、内臓が原因の場合はこれらの動作ではあまり痛みが出ません。ですから、筋肉を使わず安静にしているに痛みがある場合は内臓からの病気の可能性があります。

・内臓の病気や機能低下の症状と照合してみる

顔や足がむくみやすかったり、高熱、腹痛、背中の痛みを伴うもの、など、腰以外の部分に症状が出る時は内臓の病気を疑いましょう。

・直接患部を押してみる

肝臓や胃、腸は仰向けに寝て自分の手で押して確認することが出来ます。ただお腹周りは腹筋があるので、自分では分かりづらいかもしれません。毎日お腹を押して腰痛が改善するようなら、内臓の機能低下による血行不良が考えられます。

腰痛を引き起こす主な病気

・胃潰瘍

腰痛の他に腹痛やみぞおちが痛む症状があります。食後に痛みが出る特徴があります。

・十二指腸潰瘍

腰痛の他に、腹痛、みぞおちの痛み、胸焼け、食欲不振、膨満感などがあります。腹痛は空腹時に起こりやすく、食後は痛みが治まります。十二指腸の病気には十二指腸ポリープ、十二指腸がんなどもあるので、早めに専門医に受診しましょう。

・胆石症、胆嚢炎

胆石が原因で腰痛、発熱、腹痛が起こります。良性のポリープの場合も多いですが、がんなどの悪性の場合もあるので、切除手術を行う可能性が高いです。

・腎臓がん

稀ながんですが、腰痛の他、血尿、食欲不振の症状があります。

・腎盂腎炎

腎盂、腎実質に炎症を起こす病気で、腰痛の他に発熱、血尿、吐き気、嘔吐の症状があります。抗生物質を用いた治療を行います。

・子宮の病気

重い腰痛が起こります。以前よりも生理痛が重く、不正出血が増えたりなど、異常があれば、婦人科系の専門医にすぐかかりましょう。

まとめ

これらの病気はすべて腰痛を伴う症状が出ます。なかなか良くならない腰痛は内臓疾患を疑いましょう。重大な病気が発覚する恐れもありますので、慢性的な腰痛の型も、普段と違う症状があったら、早めに病院で診断を受けましょう。